プロフィール

奈良梓(なら あずさ)

医師。
小児外科、医学教育、統合医療を経て、現在産婦人科クリニック勤務

病弱だった私は、かかりつけの女医さんに憧れて医師を目指しました。

医学生の時には、産婦人科医になろうと思い、そのために研修した小児外科。
そこで生まれつき病気の赤ちゃんたちと出逢って、命・身体の力強さや輝き、使命感に感動して、小児外科の道に進みました。

医師となって10年たった頃、身体を壊して手術。でも良くならず、藁をもすがる思いで様々な代替医療を模索しました。甲斐あって、医学教育の分野で社会復帰。その過程では、医療、命に対する視野を広げることができました。

そんなとき、書店でふと目にした一冊の本が胎内記憶との出逢いでした。
「自分の人生は全て自分で選んで生まれてきている」というメッセージ。そうなのです。こどもたちは病気でもどんな状況でもとてもしあわせそうだったのです。私は「そういうことだったのか!」と深く納得し、そして勇敢な命に畏敬の念でいっぱいになりました。

そして医師20年目、ひょんなご縁で突然、産婦人科で勤務することに。
初心に還ったちょうどその頃、胎内記憶を私たちの生き方を知る方法として学ぶことができる「胎内記憶教育協会」を知り、講師になりました。

胎内記憶という概念は、知るだけで患者さんも医療者も、大人もこどもも、みんなしあわせになってしまいます。
でも、悲しみや苦しみの真っただ中にいるときは、その概念が受け入れられない時もあります。
私自身、本で読み、基礎講座を受け、講師へ進み、活動する…その過程の中で、行ったり来たりしながら、自分の人生どんなことも、丸ごと肯定できるようになっていきました。自分自身の2度の流産も、感謝と喜びで満たされた気持ちに、自然と変化していったのです。

まさに、『誰も、失敗していないので。』を自分自身に落とし込んできた毎日でした。

現在は産婦人科クリニックで、赤ちゃん・妊婦さん・あらゆる年代の女性に、信頼と尊敬の想いをもって日々診療に励んでいます。
また、医師として、患者として、そして大人として、こどもとして、女性として・・・
様々な視点からの胎内記憶教育をお伝えしています。